噛みつき遊びの際に、弱い力で噛むことを教えます。この時子犬を叱ってはいけません。
もし子犬が噛んできたら「痛い!」と叫び、その時子犬が離れたら、短い「反省させる」時間
をおいてまた遊びを再開します。
叫んでも子犬が噛むことを止めない場合は、部屋を出てドアを閉めてしまいます。そして
1〜2分後、子犬のところに戻って仲直りをします。
こうすることで、痛いほど噛むと大好きな遊びが中断されてしまうと子犬に理解させます。
この「噛みつきの抑制」は、生後4ヶ月半くらいまでに学ばせることが理想です。
パピークラスなどに参加して、他の子犬と触れあう機会を作るのもいいでしょう。
子犬が優しく噛むことを覚えたら、今度はこの回数を減らしていき、最終的には甘噛みを止める
ことを教えます。
1)まず、フードを使って子犬をひきつけることにより「オフ」を教えます。
「オフ」と言った時、手のひらにあるフードに1秒触れないでがまんできたら「取れ」と言って
フードを与える、というルールを教えます。
2)このルールを子犬が理解したら、今度は時間を2秒〜3秒、5秒、8秒とだんだんと延ばし
ていきます。この時、1秒ごとに子犬をほめるようにします。(いいこワン、いいこツー・・・
というように)もし子犬が自分から勝手にフードに触ったら、また1からカウントし直します。
3)子犬が「オフ」を理解できるようになったら、今度は甘噛みを止めることを教えます。
まず「オフ」と言って、フードを揺らし子犬をひきつけ、子犬が離れたらごほうびにそのフード
を与えます。この遊びを止めては再開するということを何度も繰り返します。
4)もし子犬が「オフ」の要求に従わず甘噛みするようなら「いじわる!」と言ってすぐに部屋を出て
行きドアをバンッと閉めます。そして2〜3分後、また戻ってオイデとオスワリをさせて仲直
りし、また遊びを続けます。
この甘噛みは、人に要求されてからするのでない限り、子犬から始めさせてはいけません。
そして、止めてほしいと要求されたらすぐに止められるようになる必要があります。
※成犬になってから甘噛みを許すかどうかは飼い主さん次第ですが、なるべくなら生後6〜8ヶ月
までには人に対する甘噛みは完全に止めさせた方がいいでしょう。
しかし、「噛みつきの抑制」のプログラムは成犬になってもずっと続けていくことが必要です。
なぜなら、甘噛みは成犬になるにつれだんだんとあやしくなり、強く噛むようになる可能性があ
るからです。
1.子犬に「噛みつきの抑制」を教える
噛むという行為は犬の本能であり、正常かつ自然な行動です。通常は子犬時代の遊びによって
噛みつきの抑制と甘噛みを学びます。しかし、他の犬や動物と日常触れあう機会がないまま育
った場合は、飼い主が噛みつきの抑制を教えなければなりません。
噛みつきの抑制がしっかり学べていれば、万が一犬が空噛みしたり飛びついたりなど噛むよう
なシチュエーションに出くわしても、大ケガになることを予防できます。
犬がものを噛むという行為にはいくつか理由がありますが、犬の居住スペースに噛んでもかまわない
ものが置いていない場合、人が噛んでほしくないものまで噛んでしまうことがあります。
(室内ならスリッパや洋服・家具など、外飼いなら庭木やガーデニングのラティスなど)。
またそれを放っておけば、飲み込んではいけないものを飲み込んでしまったりなど、犬自体が危険に
さらされることもあります。そんなことにならないよう、噛んでもよいおもちゃなどを与えて、犬の
噛むという欲求をあらかじめ満たしてあげるとよいでしょう。
→
2.ものを噛む
@噛みつく力を抑制する
A噛みつく頻度を減らす